お口に優しく、地球に優しく。環境を考えたカーボンニュートラルな歯ブラシ。

Mouth-friendly, Earth-friendly. Carbon neutral eco-positive toothbrush.

EcoDent®歯ブラシ

EcoDent

ラピス株式会社

LAPIS Co., Ltd.

https://www.lapis21.com

八尾市で歯科医院向けの特殊歯ブラシを製造するラピス。今回、同社が開発したのが、機能性と環境配慮の両方を兼ね備えた「EcoDent®歯ブラシ」だ。
まずは、その機能性の高さ。ポイントとなるのは、歯ブラシの毛の部分。同社がタイの企業と共同開発した「断面が六角形の毛」が使用されており、毛の側面の凹凸が効果的に歯垢を絡めとる。また、毛先の形状が異なる２種類の毛を混ぜるツイン植毛を採用しており、歯の表面から歯周ポケットまでしっかり磨くことができる。さらに、毛を植える穴の大きさと間隔を小さくすることで、従来よりも高い密度での植毛を実現している。
もうひとつ特徴的なのが環境への配慮。ハンドル部分にお米由来のバイオマスプラスチックを約20％使用しており、石油系プラスチックの含有量を減らすことで、焼却処分時に発生するCO2を削減することを可能にした。ホテルなどで使用される使い捨てを前提とした歯ブラシでは、植物由来の原料を使用するものが増える一方、家庭用としてはまだまだ珍しいという。
社会の高齢化が急速に進む中、健康な歯を維持することは大きな課題であり、毎日使う歯ブラシはとても重要な役割を果たす。今後、歯ブラシを選ぶ際には、機能性だけでなく「環境に配慮されているかどうか」も判断基準になる、そんなきっかけになる製品だ。

An environmentally friendly toothbrush with a handle made of plant-derived biomass plastic. Its bristles have a hexagonal cross section, and the uneven sides of the bristles help scrape off plaque. Also, this product is functional as it uses two types of bristles with different tip shapes.

歯科医推奨のツイン植毛を採用。先端が細くなっている長い毛が歯間や歯茎の間を磨き、少し短いフラット毛が歯の表面汚れをしっかりと落とす。この絶妙な段差と毛の細さにたどり着くまで、歯科医と何度も試作を重ねようやく完成した。