玩具・ベビー用品
ママの想いを商品化し、 働きやすい環境から発信
抱っこひも収納カバー「ルカコ」
ママの想いを商品化し、
働きやすい環境から発信
Productization of a parents’ wish proposed by a company of a good work environment.
抱っこひも収納カバー「ルカコ」
Hug seat storage cover “Lucacoh”
新製品開発部門 ロールモデル
株式会社ルカコ
Lucacoh Co., Ltd.
https://lucacoh.com/
赤ちゃんはママに抱っこされている時間が、もっとも安心できる時間。「赤ちゃんをずっと抱っこしていたい」というママの気持ちから誕生し、一緒にいられるこのスタイルが、ママやパパへの信頼感にも繋がる「抱っこひも」。移動時のフットワークの軽さもあり、お出かけはもちろん、家事や寝かしつけなど、毎日欠かせないものだが、子どもの機嫌やシーンに合わせて着脱する機会も多い。育児中の外出には、ベビーカーと抱っこひもの両方持っていく人が多い。そこで多くのママたちが感じるのが、「便利だけど、かさばる!」ということ。そして使っていない時には、だらーん!と抱っこひもが腰からぶらさがってしまう。それが共通の悩みだった。
そこに救世主のように現れたのが、抱っこひも収納カバー「ルカコ」だ。使い方はいたってイージー。肩ひもを折りたたみ、本体を丸め込み、セットしておいた収納カバーに入れ込んで、スナップを留めるだけ。肩やウエストでバッグのように持ち運べ、ベビーカーにも引っ掛けられる。あったらいいなをカタチにする。このアイテムを開発した仙田忍さんも、気軽に持ち運べるものが欲しくて、収納カバーを手づくりしたところ、まわりに大好評で商品化を決意した。「抱っこひもをスマートに収納できる、機能は特化して、柄のバリエーションを豊富に揃えることで、選べる楽しさを充実させています。育児は楽しいけれど、時に大変。女性はお気に入りがそばにあるだけで、頑張れたり、楽しい気持ちになれますから」。仙田さんがお小遣い5万円を元手に自宅からはじめた、抱っこひも収納カバー「ルカコ」は、販売からわずか半年で100万円売り上げた。今やママたちのお出かけ必需品になっている。実体験にもとづいたグッズでママを応援すると同時に、その過程で育児と仕事の両立の難しさを実感した仙田さんは、ママが働きやすい職場をつくりたいと起業。顧客層と同じ育児中の女性を雇用して企画、縫製、梱包発送まで、自社でおこなっている。「育児の大変さを知るスタッフだからこその心遣いが、商品から伝わるといいなと思います。これからもまわりの人に夢を与えながら進みたいですね」。使う人のスタイルに合わせて北欧風やリバティ、夫婦兼用できるユニセックスなものまで、すでに150種類以上の豊富なテキスタイルを発表しているが、今春初めてオリジナルのデザインをリリース。ユーザーの声を反映させ、デザインから企画、生地への染色まで、日本製にこだわったものになっている。
現在、海外からの問い合わせが増えてきている。「品質は保ちつつ、海外のママにも“ルカコ”を広げていきたいと思っています」。
This baby carrier storage cover is very easy to use. Simply fold up the shoulder straps, roll up the body of the baby carrier, put it in the cover, and close it with a snap. You can carry it over your shoulder or on your waist like a bag, or can hang it on a buggy.
ブランド名は、仙田さんの愛する2人の子どもの名前からネーミング。生地からつくられたオリジナルの柄は3種類。これは育児に奮闘しながら頑張るママたちの、活気に溢れた社内をイメージしたもの。子どもたちをイメージしたデザインもこっそり描かれている。