アパレル・ファッション小物
水面を漕ぎ進む 船のように、街を闊歩する靴
Regetta Canoe(リゲッタカヌー)(ビッグフットスリーストラップデザイン)
水面を漕ぎ進む
船のように、街を闊歩する靴
Stroll around town with shoes that act like a canoe gliding over the surface of water.
RegettaCanoe(リゲッタカヌー)(ビッグフットスリーストラップデザイン)
RegettaCanoe (Big foot 3 strap design)
クリエイティブワーク部門 ロールモデル
株式会社リゲッタ
Regeta Co., Ltd.
フロントのボリューム感にはじまり、指先から踵まで足裏全体を大きく包み込むフォルムまで、一度目にしたら忘れない個性的なルックス。そのソールデザインが印象的なリゲッタカヌー、これはシューズミニッシュの大ヒット商品だ。生野はサンダル生産の街として知られる反面、冬の仕事がなく、家内制手工業的な生産が中心だった。シューズミニッシュの前身も同様だったが、「生野からブランドを生み出したい」と一念奮起してつくった靴が、街や職人の意識まで変えた。その商品、リゲッタは“下駄”という日本古来の履物を見直した新しい靴。それが誕生したのは10年前のこと。口コミでじわじわと広がり、TVショッピングがヒットに火を付けた。7分間で9000足販売という快挙を成し遂げ、注目を浴びる。
次なるステップとしてつくられたのが、このリゲッタカヌーだ。個性的なフォルムには、快適な歩行のための機能が多く隠されている。「アスファルトで固められた街路を、いかにして快適に歩くか」という命題に対して、リゲッタのローリング歩行を引き出す構造に加え、衝撃吸収性、足の支持機能を高めた。その結果、生まれたのが冒頭に書いた大きなソール。木型から底型を丹念に削り起こし、インソールには、土踏まずとの隙間を埋めて足裏にかかる負担を分散させ、ブレずに着地できるグミインソールを開発。ドイツの靴から学んだ足学をもとに、イタリアなどの先鋭的なデザイン性を融合させ、そこに日本古来の履き物・下駄の技術が加えられている。また、舟遊びをイメージしたロゴマークには、かつて川で栄えた大阪への想いが込められている。
2013年春には南船場に直営店をオープンさせ、パートナーショップも全国に展開中。国内だけでなく、タイと台湾そして香港に店舗があり、今後もさらなる海外展開を予定。大阪・生野で生まれた「カヌー」が、ついに大海と漕ぎ出す。
These RegettaCanoe sandals feature a large sole with many functions that allow you to walk comfortably. The insole was newly developed to distribute the burden exerted on the foot. These sandals, highly popular in Japan, are also available overseas, mainly in Asia such as UAE, Thailand, Singapore, and Malaysia.
可愛いアーバンコンフォートシューズだから、家族全員で履いているファンも多い。踵から着地し、親指で蹴り上げる円を描くようなローリング歩行を自然と促してくれる設計。