日用品・キッチン用品
「これがほしい」に寄り添い開発した 不便を解消する識別シール。
デコペタシール
「これがほしい」に寄り添い開発した
不便を解消する識別シール。
To support visually impaired people,
a “Dekopeta – sticker” has been made for them
to identify everyday items and ease their inconvenience.
デコペタシール
Dekopeta – sticker
株式会社明成孝橋美術
MEISEI TAKAHASHI BIJUTSU CO.,LTD.
視覚障がいがある人は、調味料ボトルやポイントカード等、形が似たものを識別するのが難しい。そのため、扉に貼る衝撃吸収用の厚みのあるシールをボトルに貼って触り分けの補助にするなど、独自の工夫を講じている人も多い。この「デコペタシール」は「触り分ける」ことが難しい似た形の物を識別するためのシールだ。「一部の方に不便な世の中を快適にする製品を作りたい」。そんな想いを持った学生のアイデアから企画がスタートした。
指先の感覚だけで識別できるほどの凹凸をシールに施すのは困難を極めた。そこで目を付けたのが点字印刷にも使用されるシルク印刷による盛り上げ技術。インクの濃度や硬化時間の試行錯誤を繰り返し、完成した試作品を様々な視覚障がいのあるモニター約60名に使ってもらい、意見を集めた。当初、渦巻や星型など15種ほど作ったが、識別が難しいとの声もあり、最終的には現在の6種に落ち着いた。大切なのはあくまで当事者の声だ。
代表の孝橋悦達氏は、「視覚障がい者のために作られる製品は少なく、製品だけでなく取組みそのものに対して『ありがとう』と言われたことがとても嬉しかった。こうした取組みが世の中を変えるきっかけになれば」と語る。明成孝橋美術は、これからも「ありがとう」が沢山集まるモノづくり、コトづくりをめざして成長を続けるだろう。
This sticker is for those with vision impairment to mark everyday items with similar shapes. The stickerʼs raised dots, lines, and arrows can be easily identified by touch because of their high contours. There are a blue background with a yellow pattern type and a transparent type that allows to see the design of items to be labeled.