2025年度 新規認定製品が決定しました!!
今年度は、31製品の応募の中から、新たに11製品が「大阪製ブランド製品」として認定されました。
洗練されたデザインと高い機能性が両立した延長コード、発売から約70年変わらぬ形と製法を守り、人々から愛され続けるアルミ寄せ鍋、天然繊維の優しさと合成繊維の泡立ちの良さを兼ね備えたボディタオルなど、実用性とデザイン性を兼ね備えた魅力的な製品が揃っています。
一覧表はこちら⇒2025年度大阪製認定製品一覧
🏆ベストプロダクト 3製品(企業名五十音順)
※ベストプロダクトとは、ものづくりによる地域活性化や社会課題の解決などに資する、他の企業の模範となる製品です。
50年以上にわたり電線の製造を手掛ける企業が製造した延長コード。これまで「隠したい」と思われてきた延長コードの常識を覆す洗練されたデザインが特徴。素材にもこだわり、高い電圧対応の太いコードながら柔らかく、扱いやすい。また、成形時の工夫により、従来の延長コードの差し込み部分にある蛇腹がないため、埃も溜まりにくいなど、機能面も充実。さまざまな環境下での使用を想定し、ストレートタイプ・クロスタイプ・防雨タイプの3種類がある。
■創業90年の歴史を持つ企業が、1957年の発売当初から変わらぬ金型と製造方法で作ったアルミ製の鍋。熟練職人の手しごとと機械の組み合わせにより、24の工程が一つ一つ丁寧に作られている。調理後、そのまま器として使用できるデザインで、スタッキングも可能なため場所を取らずに収納することができる。アルミ特有の熱伝導率の高さにより素早く調理でき、薄くて軽いことから、家庭や飲食店など、多くの人々に永く愛されている。
■糸の芯には泡立ちのよい化学繊維、外側には肌にやさしい天然素材を用いた特殊な撚糸により、泡立ちの良さと肌への優しさを両立させたボディタオル。ボディタオルとしては珍しく丸編み機で製造されており、筒状に編まれた生地を端で止めることで、二重になった生地から摩擦が生まれ、泡立ちをより高めている。このような特殊な撚糸と丸編み構造を組み合わせることで、ボディタオル市場に存在する「泡立ちと肌への優しさのトレードオフ」という長年の課題に挑んだ製品だ。
🌟認定製品 8製品(企業名五十音順)
■170年以上にわたりお香の製造に携わってきた企業が作った、お香の香りのシャンプーとトリートメント。仏事から始まったお香の需要を増やすためにも、もっと日常生活のなかでお香を取り入れてもらいたいとの想いで開発された。独自開拓してきた仕入ルートを活かして、香り高いインド産白檀を中心に世界中から厳選した最高品質のお香原料をオイル化し、熟練の調香師が組み合わせて本格的な和の香りを完成させた。髪を洗いながら一日の疲れを癒すような和の香りを楽しむことができる。
■ユーモア溢れる切り絵の施された金封で、千円札を入れると1,000万円に見えたり、偉人が仮装して現れたりと、遊び心が満載。本製品にはふすま紙が使われており、目にする機会が減っているふすま文化を身近に感じてもらいたいという想いが込められている。ふすま紙は繊維が長く裁断に高度な技術が必要であるが、紙を美しい切り口で裁断するという表具師として培ってきた技術力により、細部まで美しい切り絵で表現されている。ユニークなデザインで、贈る人も受け取る人もおもわず笑顔になる。
■炎を眺める暮らしを楽しむためのオイルトーチ。アロマキャンドルと異なり、オイルを補充することで繰り返し使える。また、自社開発のガラス繊維を用いた燃え尽きにくい芯を使用しており、芯の交換頻度も最小限に抑えている。ほかにも、空気の流れを調整する機能により炎の揺らぎを楽しめるほか、転倒時に自動で消火する特殊機構も搭載しており、安心して使用することが可能。持ち運びも容易なため、室内外を問わず、様々なシーンで活躍する。
■貸す・返す・譲るなどの手渡しのシーンで物を包んでそのまま渡せる、新しい用途のふくさ。祝儀や香典の包みとして使われるふくさをもっと日常的に使い、物を包んで渡すという、日本らしい思いやりの心を次世代に繋げたいという想いが込められている。素材は蚊帳生地を使用。縫い目には耐久性がありながら手で破れる紙を挟み込むことにより、ふくさとしての役割を終えた後は、手で縫い目を開き、かやふきんとして再利用できる。
■カビやニオイが気になる所に「吊るす・置く」だけでカビ菌や雑菌の繁殖を抑制する抗菌・防カビシート。抗菌・防カビ成分であるPCMXを高濃度でシート素材に含侵し、空間中に適切な速度で持続的に気化させる独自技術により、空間全体に効果を発揮する。また、PCMXの揮発量に応じてシートの色が段階的に変化するインジケーター機能を備えており、交換時期が一目で分かるため使い勝手もよい。室内・浴室・トイレ・クローゼットなど、さまざまな場所で活躍する。
■国産ヒノキを使った18面の球体型の積み木ブロックで、面を合わせて積み上げることでさまざまな形を作ることができ、子どもの好奇心と探求心が養われていく。一つ一つの球にある刻印を揃えないと箱に納まらない仕組みにもなっており、片付けまで考える工夫がされている。木材の成形から裁断面の研磨まで全て職人が丁寧に手作業で製作し、子どもが口に入れても安全な天然成分100%の蜜蝋ワックスを塗布して仕上げるなど安全面にも考慮している。
■木製バットの不適格材をアップサイクルし、ハンドルに使用した鉄製フライパン。バット特有の握りやすい形状をそのまま活かすことで、振りやすく手にフィットする。フライパン本体はヘラ絞り加工で側面を薄くし、軽量化を実現。また、同社の独自技術であるハードテンパー加工を施しているため、使いはじめの油ならしが不要。「野球で振れなかったバットをキッチンで振ろう」という発想から生まれた本製品は、キッチンでの時間をもっと楽しくしてくれる。












