2024年度 新規認定製品が決定しました❗❗
今回は、61製品の応募の中から、新たに7製品が「大阪製ブランド製品」として認定されました。
現代女性の鉄分不足問題に着目し生まれた「お味噌汁用の鉄製の鍋」、タオル作りでは珍しい牛乳パックの再生紙である「紙糸を使用したタオル」など、実用性とデザイン性を兼ね備えた魅力的な製品が揃っています。
一覧表はこちら⇒2024年度大阪製認定製品一覧
🏆ベストプロダクト 2製品(企業名五十音順)
※ベストプロダクトとは、ものづくりによる地域活性化や社会課題の解決などに資する、他の企業の模範となる製品です。
現代女性の鉄分不足問題に着目し生まれたお味噌汁用の鉄製の鍋。ヘラ絞り加工を用いることにより、鍋の側面を薄くし、軽量化を実現。毎日使用するのに使い勝手のよい軽さとした。また、同社の独自技術であるハードテンパー加工を施しているため、使いはじめの油ならしが不要で、お味噌汁の塩分による「さび」も軽減できる。また、特筆すべきは本製品で摂取できる鉄分。試験機関で本製品を使用して味噌汁を調理した際の鉄溶出を検査したところ、一般的なガラス鍋と比較し、数十倍溶け出す結果が出ている。しかも抽出された鉄分の約25%が、食品に含まれる三価鉄よりも体に取り入れやすいとされる二価鉄であった。毎日のお味噌汁で手軽に鉄分補給がかなう。
■タオル作りでは珍しい、牛乳パックの再生紙である紙糸(REPAC®)を製品の約25%に使用したタオル。紙糸は「軽い・乾きやすい」という特徴があるが、なかでもREPAC®は「高い吸水性や消臭性」を持つ。さらに、生地には自社開発した六角形の凹凸があるハニカム織を採用し、その凹凸が肌に触れる面積を増やすため、高い吸水性を実現している。バスタオルとフェイスタオルのヘム部分はフリンジ仕様になっており、ひざ掛けやマフラーなどにも使用できるデザインで、乾きやすさにもひと役買っている。紙糸、ハニカム織、フリンジデザインが組み合わさることで「軽くて、吸水性が良く、すぐ乾く」機能性の高いタオルとなっている。
※「REPAC」は株式会社島精機製作所の登録商標です。
🌟認定製品 5製品(企業名五十音順)
■カーボン・グラファイト製品の開発を行う企業が、長年培ってきた切削加⼯技術を駆使して作った調理道具。⾼度な切削加⼯技術による高い密封性が、カーボン・グラファイトの持つ優れた熱伝導と遠赤外線効果を高めている。フタ裏の溝もポイントの1つで、⾷材から出た⽔分が蒸気となりフタ裏の溝に集められ、⽔滴となって⾷材に落ちることで、旨味がより凝縮されるという。「炊」「煮」「無⽔調理」に最適。カーリングストーンのような丸いポップなデザインとカラーが特徴的で、調理後そのまま食卓に出すことで、テーブルを華やかに彩る。
■1932年創業の食品サンプルメーカーが作る「しおり」。食品サンプルは飲食店の店頭で使用されることがほとんどであったが、より多くの人に食品サンプルを使ってもらいたいという思いから開発された。長年の食品サンプル製造で培われた、凹凸のある食品断面を再現する職人技と、食品の細かい色彩を表現する特殊印刷技術の融合により、思わず手に取りたくなる、本物の食品と見間違うほどリアルなアッと驚く製品となっている。
■家具や木製品を作る際に出た端材を積み重ねて圧着し、削り出して作った一輪挿し。合板や集成材など、家具の内側や下地に使われるような材料の端材が使用されていることが特徴。家具や小物などのオーダー製作で培われた木材の特性を理解し加工する技術を活かして成形。木目の出方や色の濃淡など、一つ一つバランスを確認しながら端材を積み重ねることで、縞模様が美しい仕上がりとなっている。見る角度によっても木目の変化が楽しめるので、花が無いときでもしまわずに飾っておける。
■日本で初めて国旗(日の丸)を染める際に使用したとされる日本茜の染料だけを使用し、国宝(赤絲威鎧)の修復事業にも携わった熟練職人が1枚1枚手作業で染色したストール。日本茜による染色は長く途絶えていたが、同団体がその復活と発展をめざし、日本茜の栽培から染料作り、染色まですべてを行っている。2枚を中央で織り合わせたストールを、夕陽が沈む時の茜空の色彩をイメージした赤・紫・黄・ピンクと異なる4色に染め分けて表現しているため、季節やその日の気分などでいろんな表情を楽しむことができる。
(※1)ららぽーと門真・三井アウトレットパーク 大阪門真 公式サイト
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