日用品・キッチン用品
コンパクトでも素早く解凍。 町工場の技術と発想で日々の暮らしをもっと便利に。
OMRIQ PLATE(オムリック プレート)
コンパクトでも素早く解凍。町工場の技術と発想で日々の暮らしをもっと便利に。
Compact, yet with quick defrosting.
The technology and concept of a small factory make your daily life more convenient.
OMRIQ PLATE(オムリック プレート)
OMRIQ PLATE
株式会社ミナミダ
MINAMIDA CO., LTD.
1933年の創業から自動車部品の製造を行ってきたミナミダ。狭い車内にこもった熱を効率的に放熱する「ヒートシンク」という外からは見えない部品を製造してきた。しかし、近年のEV化の波により自動車部品市場の変化が予測されること、そして「これ、父ちゃん母ちゃんが作った製品やで!」と社員が自慢できる製品を作りたいという思いから自社製品の開発に踏み切った。アイデアを出し合う中で、「キャンプの際にパソコン用のヒートシンクで肉を解凍している」という社員の話から、食品の解凍・粗熱取りができるプレート「OMRIQ PLATE」が誕生した。
特徴的なのがその形状。ヒートシンクを参考にプレートの裏面を凹凸にすることで表面積を広げ、高い熱伝導性を実現した。これには同社が長年の部品製造で培ってきた、硬い金属を常温のまま金型の中で圧縮成形する冷間鍛造技術が使われており、その中の「背圧」という技術を用いて成形荷重を制御して造られている。加工難易度が高いため国内でも少数の企業にしかできない加工だという。素材はアルミ合金を使用することで7cm×7cmと小さいながらも素早い解凍が可能。複数枚を組み合わせたり、食材を上下から挟むことで厚みのあるものも均一に解凍できる。また、食材の解凍以外にお弁当の粗熱取りに使用できるなど汎用性にも優れている。裏面の凹凸部分を組み合わせることでコンパクトに収納でき、アウトドアだけではなく、キッチン用品としても多用途に活用することができる。
Minamida, which has been manufacturing auto parts for a long time, has developed a defrosting plate based on its heat sink technology for auto parts. The uneven back surface provides high thermal conductivity even with a compact design. The product is manufactured using advanced technology that only a few companies in Japan have put to practical use.